地ビール研究家でもある西本幸男先生(特許庁の審判長)の“地ビール研究”をご紹介いたします。
■西本 幸男 先生
特許庁 審判部 34部門 審判長
国産地ビール愛飲会 主宰
日本地ビール協会会員 ビアテイスター
GOODBEERCLUB会員(2007年度 監査)
最終章
最終章は、これまで紹介したビールを飲むのにはどうしたらよいか、とMyBeer造りの話をする。
特定のお店の宣伝をするつもりではないが、結果としてそうなってしまうことを予めお断りしておく。
【地ビールをお店で飲む】
第1の選択肢は、造り立てを飲む。いわゆる、BREW-PUB(醸造所付属または隣接したパブ)で飲む。
東京近郊だと、八蛮(中央区銀座)、B-Pすみだ川(台東区浅草)、福生のビール小屋ほか(福生)、カミカゼビール(立川)、ビア倶楽部(八王子)、驛の食卓(横浜)、湘南麦酒蔵(茅ヶ崎)、箱根ビール蔵(小田原)、P.Bスプリングバレー(横浜)、黄金ビール(厚木)、コーラルハウス(厚木)、寒菊カントリー・ビアハウス(千葉・松尾)、ロティズハウスほか(浦安)、小江戸ブルワリー(川越)雑穀麦酒工房(埼玉小川町)等々、紙面が足りないのでこのくらいにして、あとは「全国地ビール醸造者協議会(JBA)」、「日本地ビール協会(JCBA)」や「地ビール『瓶』の博物館」のHPの中の情報を参照されたい。
第2の選択肢は、地ビールを扱うお店に飲みに行く。
サーバーの数でいえば、「ポパイ(両国)」の40数本を筆頭に、「うしとら(下北沢)」の約20本が続く、サーバーはそんなにないが、瓶での取り扱いの多いところとして、「蔵くら(下北沢)」、「居酒屋源次郎(曳舟)」や「ラカシェット(神楽坂)」などがあり、最近できたところは、筆者が未開拓のため紹介できないのが残念である。
また、最近の傾向の一つとしてリアルエールを提供するお店が増えていることがある。
【地ビールをイベントで飲む】
次は、イベントで飲む。
大阪や一関でも大きいイベントが開催されているが、今回は、特に東京近郊のイベントを紹介する。
■ジャパンビアフェスティバル2007(GJBF企画委員会主催)
東京 6月17日〜18日 恵比寿ガーデンホール 4500円(前売り4000円)
大阪 8月11日〜12日 梅田スカイビル 4000円(前売り3500円)
横浜 9月15日〜17日 大桟橋ホール 4000円(前売り3500円)
何れも120種類以上のビールを1回50mlずつ何回でも試飲可
※詳細は、JCBAのHP参照(
http://www.beertaster.org)
■第9回地ビールを楽しむ会(JBA主催)
6月2日 ニュートーキョー第一田町ビル店(二部入れ替え制)3500円(事前予約3000円)ビール7杯分とおつまみ1品(追加チケット販売有)
※詳細はJBAのHP参照(
http://www.beer.gr.Jp)
■東京リアルエールフェスティバル(TRF実行委員会主催)
主催のTRF実行委員会は、Good Beer Club(略称GBC)の会員が主体となって運営するもので、今年は、2月11日にすみだリバーサイドホールで開催された。
来年も同じ時期に開催予定。2800円ビール(120ml)8杯分、追加チケット別売、例年予約で満員(定員600名)となるため、当日売りはない。
※詳細は、GBCのHP(
http://www.goodbeerclub.org)まで。
■ニッポンクラフトビアフェスティバル(ブルワーズ主催)
9月30日すみだリバーサイドホールで第2回目を開催予定、昨年は、ブルワリー18社が自慢のビールを持ち寄って開催された。会場の関係で定員は6〜700名。今年の詳細は決まっていないが、出展しているビールのブルワーたちと話ができる数少ないフェスティバルの一つ。まだ、タイトルだけしか掲載されていないが、要チェック。
※HP(
http://www.craftberfestival.jp)参照
その他、オクトーバーフェストや、以前は、デパートで開催される全国各地の物産展や、ふるさと見本市などに多くの地ビールが出ていたが、最近はとんと見かけなくなった。
【My-Beer造り】
次に、My-Beerの話。あくまでも、合法的なMy-Beerである。
私事で恐縮だが、この4月1日付で特許庁を退職したので、日頃お世話になった方々(部署)に、ささやかなお礼の印として「退職記念ビール」を差し上げるため造りに行ってきた。
ところは、茨城県、水戸から水郡線で7つ目の常陸鴻巣が最寄りの「木内酒造(常陸野ネストビール)」(
http://kodawari.cc)という日本酒とビールを造っているところで、東京に一番近いBOP免許を持っているブルワリーである。
手順としては、まず、どんなビールを造りたいのかスタッフと相談しながらレシピを作成。
レシピに合わせた麦芽の計量と粉砕、それをお湯の中に入れ、温度が上がりすぎないよう管理しながら糖化させる。
糖化が終わったら、濾過して澄んだ麦汁を取り出し、煮沸しながら香りと苦みのホップを入れる。
煮沸を止め、瞬間冷却しながら発酵用タンクに注入。
ここまでが関与できる仕込み行程、この後は、ブルワリーの人が、酵母を入れて、発酵・熟成(約3週間)させ、瓶詰めして、所定の場所に配達してくれる。
ラベルは、原画を持ち込めばオリジナルのラベルを本数分印刷してくれるので、瓶が届いたら、同封されているラベルを自分で貼って、My-Beerの完成となり、330mlの瓶で1本あたり450円から550円(税金、材料費、送料込み)位になる。

完成したMy-Beer
出来合いの麦汁を使うと少し安く上がる。作り方、場所、料金等詳しいことは、上記HPの「手作りビール工房」のコーナーを参照。種類によって若干日数のかかるものもあるが、使う日の1か月前に造りに行けば大抵間に合う。
文章を書くのが余り得意ではなく、また、かなり駆け足で進めたため、読みにくい点が多々あったと思うが、3回にわたる拙文におつきあい頂き感謝、感謝。
最後に、GBCの役員(監査)をしている関係で、多くの人に会員になっていただきたく、宣伝をします。上記GBCのHPにアクセスすると、TRFを始とする各種イベント情報や、入会案内等ありますから、是非ご覧の上、入会していただければ幸いです。
また、個人的に私と飲みたいという方は、いつでも歓迎します。
■上記、記事中紹介できなかったHP
・地ビールの「瓶」の博物館HP(
こちら)
私の友人のHPで、ラベルが少しでも変わると新たに収集するほどこだわりを持っている。集めた瓶の大半は、福井県美浜町にある「若狭シーサイドブルワリー」に「日本地ビール資料館」として常設展示されている。