thomsonbrandy.jp 2.0.7(2008-10-18) トムソンブランディ事業部

HOME > ブランディ広場 > 【古のロマン・城跡探訪記】第20回 塩田平を歩き塩田城跡を訪ねる

古のロマン・城跡探訪記

第20回 塩田平を歩き塩田城跡を訪ねる

塩田平は、現在では長野県上田市東方に広がる盆地で、上田電鉄別所線が走る田園の地である。鎌倉時代に信濃・塩田北条氏三代が勢力を張り発展した地で、常楽寺や安楽寺、前山寺の名刹が並び、国宝、重文の建築物等が遺され、信州の鎌倉と呼ばれている。

1277(建治3)年頃、鎌倉幕府執権北条時宗の連署の職にあった北条義政が隠居用に居を構えたのが塩田城の嚆矢とされ、塩田北条氏が絶えた後、村上義清領となったが、信玄との攻防の末武田方に属し、武田家滅亡後は真田昌幸の支配下に入るが、1583(天正11)年の上田城築城により廃城となったようだ。

k20-1

塩田町駅をスタートし住宅街を抜けると泥宮神社。
正面には独鈷山が聳え、周囲は田圃が広がっている。次の集落からは見覚えのある前山寺への道。欅や桜の大木のある参道に入る。
今回前山寺参観は省略し、境内に建つ五重塔を眺めながら、塩田城跡への進入路を探し、小径を進むと弘法山山腹に築かれた城跡へ導かれた。正面の山道の左右は平地で郭跡に見える。
道が悪く一旦引き返したが、案内図によると、更に上部に郭跡や石垣、井戸跡が遺るという。生憎ハイクシューズではなくズボンの裾を上げて、山を上り始める。確かに、よりハッキリとした郭跡が三段に渡って続いている。
石垣の角を井戸と解釈してシャッターを切った。
更に北条国時の墓があるらしいが、道が荒れて城跡最上部虎口付近から、戻ることにした。

城跡前左右に続く小径があじさいの道と名付けられて、全国「遊歩百選」認定コースとある。山裾の道を月餅泉、龍光院、塩野神社、中善寺と巡る。振り向けば、塩田平から上田市街が一望で、この地を訪ねる度眺める好きな風景。中善寺は独鈷山下で、直ぐ近くに登山口があった。帰宅に向けて別所温泉駅へ直行し、独鈷山を背に、右手には池を見て下り続けるが別所の街は遠い。それでも予定より10分遅れで到着し、上田駅発15時前の新幹線に乗車できた。

ハイキング前に下之郷駅に降りて、御柱祭開催中と知り生島足島神社に寄るも、人出はあるが肝心の御柱が見当たらない。里引き中で未到着であったと帰途に知った。
                                           (2010/4/18歩く)